AtEighty JP
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完成品ではありません。キースイッチやキーキャップの取り付けなどをご自身で行う組み立てキットです。
AtEightyについて
(作者:サリチル酸より)
開発コンセプト
本キットは初めて分割キーボードにチャレンジする人に向けたキーボードです。
「最近デスクワークが疲れるから心機一転したいな」「なんとなく分割キーボード欲しいな」という人にまさに使って欲しいと思って作り始めました。
最初の障壁「キー数少ない問題」への回答
さぁどうやって使って欲しいかと過去の自分と自問自動した時、最初に思った障壁はキー数少ない問題でした。
なんか分割キーボードを選んで色々見ていると、普段使っているキーボードよりもキー数がずいぶん少ないじゃないですか。
調べていくとそういう場合はレイヤーという機能を多用することになるのだと分かるのですが、分割するだけで「やれるのか?」って思うのにますます心配になっちゃいます。
このAtEightyはファンクションキーまで揃えていますので、普段ファンクションキーを多用している方に、少しでも安心感を与えられると良いなあと思っています。
次の障壁「ホームポジション問題」への回答
次に感じた障壁がホームポジション問題です。
普段使用しているキーボードって結構我流で打っていませんか? 特にCtrl+YやCtrl+Bなどの左右の手の間辺りにあるキーを組み合わせた時に、ちゃんとホームポジション守れていますか?
いえいえ、守れていなかったとしても、それも仕方ないと思います。 道具なんて使えればいい、キーボードなんて文字が打てればいいので、律儀にホームポジションを守って使う必要はないと私は思います。
しかし、分割キーボードを選ぼうってなった時に、この問題に後から気づいたりするんですよ。
普段意識していなかったとしても、ホームポジションの遵守が必要になるキーボードを使う時に顕在化するのです。
最初はやれると思って使いだしても、後から気づいてどうしようとなるわけです。
私も分割キーボード移行前はBキーを右手で打っていましたし、Yキーは左手でした。
それでも私は公私ともに同じキーボードにするとかして無理やり慣れたわけですが、慣れるまでは色々苦労しました。
以来、私が設計する分割キーボードはその苦労を軽減するように左右がカッチリ合わさるように設計してきたわけですが、AtEightyは別のアプローチを取ることにしました。
障壁に感じがちな分割線上のキー(56TYGHBNキー)を両側に備えることで、ホームポジションを守って使う必要そのものが無くなりました。
その代わり、全体のサイズやキー数が増えたことで必要スイッチ数が増えてしまった、というデメリットが生じてしまいましたが、使えないって放り出してしまうよりは些細な問題ですよね!ね!
最後の障壁「価格が高すぎる問題」への回答
最後に感じた障壁が価格です。
分割キーボードって分割していないキーボードと比較すると高くなりがちです。
ただ分割しただけなのになぜ高くなるのか、と疑問に思う方もいるでしょう。
自作キーボードのコストにおいて、最も大きいのはケース、そして頭脳となるマイコンです。
分割キーボードはそれらが2つずつ必要になるので、どうしても高くなってしまうのです。
しかもAtEightyは前述の障壁を取り払うためにキー数が多くなっており、USは92キー、JPは94キーもあります。
40%キーボードの2つ分に相当します。
ならばとそのまま2つ分の価格にすると、最初に設定した「初めて分割キーボードにチャレンジする人」が手に取れないような価格になってしまいます。
そこを解決したのがBeThirty v3から続くネジレスケースのノウハウです。
ほぼ全て3Dプリンタでプリントした部品にし、ネジすらも排除したシンプルな構成にしたことで劇的に価格を下げることができました。
ただし、ケースの素材に使用したPLAは高温に弱い(大体60°〜80°くらいで軟化する)ので、真夏の炎天下に持ち出して放置すような用途は避けてください。
そして今後輸送時の気温に耐えられなくなる可能性があるので、他の材料を採用する(そして高くなる)可能性があります。
スペック
サイズ:横 177/217mm 縦 135mm 高 24mm※
※高さはキースイッチとキーキャップを含まず
キット内容
基板 1式
トップケース 1式
ボトムケース 1式
スタビライザー 2個
ゴム足 6個
別途必要な部品
キースイッチ(Choc v2スイッチ) 94個
キーキャップ(ロープロファイル対応のもの)94個
USBケーブル 1個
左右接続用USBケーブル 1個
3Dプリンタ製品に関する注意事項
家庭用3Dプリンタで製造しているので、以下の部分を理解した上でご購入してください。 表面に積層痕と呼ばれる線上の痕が必ず発生します。 シームという製造時に痕ができる部分が発生しますし、完全に傷がない状態で製造することは出来ません。 落とすなどの強い衝撃を加えると割れる場合があります。
ビルドガイド
https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/at80screwless-build-guide